ボールペン習字とペン習字は、実はこんなに違う。

ディスクペン ペン先 お手本と練習方法の選び方
ディスクペン ペン先

これ何ーだ!

ちょっと、こちらの写真をご覧下さい。何だと思います。

反応としては

「はじめて見た。何これ?」が大半だと思います。

「数十年前に、会社で使っていた。」昭和の会社では使っていました。

「ペン習字教室に、習いに行ったら、初日にプレゼントされた。」通信教育でも教室でもプレゼントしていました。

という反応だと思います。こちらの正体は、

デスクペン ペン先

万年筆の一種デスクペンのペン先

万年筆です。デスクペンの名称で1,600円くらいで売っています。万年筆のインクカートリッジを入れて使います。発売元はプラチナ萬年筆、パイロットと万年筆メーカーです、

数十年前の昭和の頃は、これで事務作業をしていました。それ以前の終戦後とか戦前は、ペン軸にペン先で、インクを付けて帳簿付けをしていました。付けペンは今どき漫画家しか使わないのじゃない。

私も新卒で仕事をはじめた時は、デスクペンを使っていました。当時はボールペンは安いんだけれど、突然使えなくなる性能の悪い物でしたので、帳簿つけにデスクペンを使いました。
でも3年後くらいには、「ボールペンで書いていいよ」と専務に言われて、キッパリ止めました。

デスクペンの存在を忘れた、20年前に公文ペン習字教室に入門したら、初日にこれを「特別にプレゼンよ!」と云われ、これで練習しました。もうこの時代、万年筆は好きな人が使う、趣味の筆記用具になっていたんだけど。


パイロット 万年筆 デスクペン DPN200BEF 黒軸


こういう万年筆は気楽に使えそう。プラチナ萬年筆 万年筆プレピー ブラック PPQ-200 1-2


ボールペンとペン(万年筆)の違いは何でしょうか、

字を書くことは、ボールペンとペンには大きな違いがあります。

ボールペンは、力を入れようが、入れなくても、線の太さが同じ。

ペン(万年筆)は、力を入れると線が太くなり、入れないと細く書ける。点、はらいが、毛筆の書道に近い。

書道で「永」の字を書く「永字八法(えいじはっぽう、えいじはちほう)」という書法があります。「永」の字には、書に必要な技法の点・横線・縦線・はね・右上がりの横線・左はらい・短い左はらい・右はらいが、全て含まれているので、練習されます。書道でやらされた人も多いでしょう。ボールペンの性質上、線が均一で、太い・細いが出にくい筆記用具です。ボールペンでは意味がないと考えています。

ペン習字は、ボールペン全盛の時代に、まだあるのか?

2013年にこのサイトの元になる記事を、私のブログで書いたとき、2013年当時は通信教育でも教室でも、ボーペンに注目してなくて、ペン習字しか見かけませんでした。

現在では、通信講座でボールペン字が増えました。有名なところでは、ユーキャンの実用ボールペン字講座日ペンのボールペン習字講座すらすらボールペン字講座などボールペン習字の講座が増えています。会社で使う文字を綺麗にしたい。ビジネスパーソンにとっては嬉しいことです。

現在でも、ペン習字の通信教育や、教室があります。そこには入会すると相変わらず、デスクペンがプレゼントされるようです。リアル実務でこれを使う人は少ないと思います何ででしょうか(売っていますが)?。

日本では万年筆自体が〝趣味のもの”になっています。マニアの方は高価な万年筆を買います。昭和50年代くらいにはまだ万年筆が有利でしたが、今の日本での、手書き文字の社会的ヒエラルキーは、

毛筆⇒筆ペン⇒ボールペン⇒鉛筆・シャーペン、

です。万年筆は入っていません。上場企業の社長が契約書に、ボールペンでサインしても、誰も何も言いません。万年筆を取り出したら、「この人万年筆が好きなんだ」と思われる程度です。こんな時代にペン習字を教えるのは、何で?

社会人なら、推理してみよう

皆さんは社会人、ビジネスマン・ビジネスウーマンなので、本のお手本や、教室のルーツの正体を推理しましょう。このペン習字ビジネスの儲けどころは何処なのか? 書道教室で習うボールペン習字。裏を読みましょう。社会人はこういう練習もするべきですよ、騙されないように。

ペンで練習させる教室テキストは書道の流れをくんでいるのじゃないでしょうか。

ペン習字には、毛筆書道と同じく、とめ、はね、があります。ペン字教室の母体が書道教室で、先生も書道の先生が教えます。本・ネットのお手本の場合では、先生が書道の先生だと「行書も書けるようになりましょうよ、」と書かれていたりします。基礎の楷書の次に、行書をススメられます。

好きでそのお手本を選んだので、行書を習っても構いませんが、会社で行書の字はいらないと思います。書きたい人は、今どきは外国人社員が読む可能性があるので、あまり崩さないように。

お教室が、書道教室が母体だと、「書道やりませんか?」と毛筆の方に誘導するかも知れません、会社で使う字なら楷書の基本で大丈夫です。行書・草書・崩し字、ましてや毛筆の習字は趣味ですから、別物と区切りましょう。

当サイトでは、社会人が仕事で使う手書き文字を、出来るだけ効率的に楽に練習して、仕事に役立てよう趣旨です。止め・はねなどに、気を使わないで、字の形を美しくするこに集中するため、ボールペン字を推奨しています。

まとめ

ボールペンとペン(万年筆)には文字に違いがあります。

ボールペンは、力を入れようが、入れなくても、線の太さが同じ。止め払えが目立たない。

ペン(万年筆)は、力を入れると線が太くなり、入れないと細く書ける。点、はらいが、毛筆の書道に近い。

ボールペン習字とペン習字は、違います。名称が紛らわしいので、間違えないようにしてください。