ぶっつけ本番で、これから字を書く人に。
お得意様へのおわび状、社長に手書きにしろと命令された。文面はWebで探したけど、字を書くのは苦手、でも早く出さないと、おわびの効果が薄れる。と、憂鬱になっていませんか?
毎年年末になると、年賀状書きです。文面も宛名も印刷できても、「今年もよろしく」とか「旧年中はお世話になりました」など、手書きで添え書きするのが、いやだなと思っている人。そして、字を書くことが、苦手な人に、この記事を贈ります。
秘策その1!ひらがなを丁寧に書く
ひらがなを、意識して丁寧に書きましょう。ひらがなは幼稚園で覚える最初の文字なので、ないがしろにしていませんか?日本語を文章で書くと、ひらがなは文字数が一番多いです。それだけに目につくのです。
綺麗な文字の人が書いたものを見ると、画数の少ない、ひらがなカタカナや数字が、丁寧に書いています。それだけ、ひらがなは目立つのです。画数の多い漢字は正しく楷書で書けば、見苦しくありません。あなたが意識してキチンと書かなければいけないのは、ひらがななのです。
秘策その2!一番簡単にできる字配り、行の先頭に少し空白を取ります
下の図の赤い部分、行の始めと終わりの空白を、少し取ります。こうすると文面が整い見やすくなります。数行にわたって書くときは、行頭を揃えれば、なおきれいに見えます。
字配りはどのようなもの
手書きを手っ取り早く、上手く見せるには、字配に配慮することです。
時々汚い字なのに、やたら読み易い文を書く人がいます。字一個一個はくせ字だったり、上手くない字でも読み易いのは、それは字配りが出来ているからです。
そして綺麗な字を書く人が無意識でも出来てしまうことなのです。

字配り
字配りは上の図のように、何か所か空白を均等に取ったり、文字を中心線の合わせて書いたり、文字の種類のよって大きさを変え大小を付けます一行だけ出来てもダメで、文章全体で統一感を出します。
字の種類によって、字の大きさも変えましょう。こうすると上手に見えます。
秘策その2
普段手書きをしていない人が、これらが全部出来るかっていうと、難しいかも知れません。いきなりは無理です。そこで秘策を伝授しましょう。
まとめ
ぶっつけ本番で字を書くとき、簡単に出る秘策は
秘策その1 ひらがなを丁寧に書く。
秘策その2 行の先頭に少し空白をとります。
心と時間に余裕があるときは、下書きをしてチェックしてみる。
時間の余裕があるときは、その辺の紙に下書きをしてみましょう。
リラックスして軽い気持ちで、何も考えないで書いてみて下さい。どうしても乗り気でないときは、あなたのモチベーションが上がる、音楽やドラマ・映画や、ユーチューブでも流しながらやる気を上げて、さらっと書いてみましょう。きっとイイ事がありますよ。
それでは早速、弱点をチェック!
誤字脱字を見つけたら、下書きで見つかってラッキー。アヤシイ漢字があったらネットで調べましょう。
イイ事があったでしょう。誤字脱字がないだだけで、あなたの株があがります。
字がくせ字!字が下手!自分の字が嫌いと思っている人へ、あなたの字でも工夫次第です。
秘策その1、同じ字は、同じ形で書いて統一感を出そう。
下書きを見てみましょう、同じ字が何回も使われていませんか?特にひらがな。バラバラの字体だと統一感に欠けます。そこで、
同じ字が幾つかあるなら、同じ字形・形で書きます。特にひらがなは目立つので、自分の書きやすい字で統一します。
秘策その2、漢字・カタカナの横線の角度を、統一しましょう。
くせ字がひどすぎる!とお悩みの方、自分の書いた字を観察。字の横線が水平ですか?右肩上がりですか? 字の上手な人、ペン習字の先生でも、字の横線が、水平派と右上り派の2派あります。
あなたの書く字はどちらが多いですか?どちらが書きやすいですか?下書きを見て、特に漢字・カタカナの横線の角度を、多い方で統一しましょう。右肩上がりは派は角度まで統一!
秘策その3、字配りに気をつけて書きましょう。
一字一字は自信もあるし綺麗だけれど、文章全体が何故か読みにくくて、全体に美しくない。こういう人は字配りに問題があります。上の字配りの項目を参考にしてください。清書はこれからなら、シャーペンで薄く枠線や中心線を書くとか、下敷きにする紙に線を書いておいて、透かして目安線にすることもできます。
☆字配りを意識して書く
☆可能ならば、枠線や中心線を、シャーペンで書いたり、下敷きの紙に線を引いて、それを透かして書きましょう。
やってみましょう。
まとめ
下書きしてから書くときは
秘策その1 同じ字は同じ形で書いて、統一感を出そう。
秘策その2 漢字・カタカナの横線の角度を統一しましょう。
秘策その3 字配りが出来るように、可能ならばシャーペンで線を書いたり、下敷きの紙に線を書いて透かして書きましょう。
どうしても上手く、書けない人へ
最後に、どうしても上手く書けない人へ、字の上手下手には個人差があるので、あまり落ち込まないでください。
字は自分のために書くのではありません。読んでくれる人のために書くのです!誰かに想いを伝えたいから、字を書くのです。
読んでくれる人へ、伝えたい気持ちを強く持って書きましょう。
精神論で終わりにしたくはなかったのです。どうしても上手に書けないなら。読む相手のことを想いながら書いて下さい。
読む人が見も知らぬ市役所の職員でも、いけ好かない上司でも、想いはきっと通じます。